推しのライブチケット代はどこへ行く?「推し活」の裏側を会計のメガネで覗いてみよう!
「大好きなアイドルのライブチケットを買った!」
「テーマパークの新エリアで限定グッズを爆買いした!」
高校生の皆さんにとって、今や日常の一部とも言える「推し活」。
でも、ふとこんな疑問を感じたことはありませんか?

- 「この1万円のチケット代って、一体どこに使われているんだろう?」
- 「アクリルスタンド1個で1,500円…これって原価や利益はいくらなの!?」
実は、皆さんが楽しんでいる「推し活」の裏側には、ワクワクするようなビジネスとお金の仕組み=『会計(かいけい)』が隠されています。
今回は、東京ITプログラミング&会計専門学校名古屋校・会計学科の先生と一緒に、エンタメビジネスの裏側を「会計のメガネ」で楽しく覗いてみましょう!
① 1枚10,000円のチケット代の内訳は?ライブ・イベントのお金の仕組み
ライブやフェスのチケット代が1枚10,000円だとします。
「1万人入ったら1億円の売り上げ!すごーい!」…と思いがちですが、実はその1億円が丸々アーティストや事務所の利益になるわけではありません。
イベントを1回開催するだけでも、裏ではびっくりするくらい多くのお金(経費)が動いています。
📊 ライブ開催にかかる主な費用(経費の内訳イメージ)
- 会場使用料(ドーム・アリーナ・ライブハウスのレンタル代):数百万円〜千万円以上!
- 舞台演出・音響・照明費(ド派手なレーザー、花火、音響設備など):売上の約3〜4割
- 人件費(設営スタッフ、警備員、ダンサー、裏方さんのお給料):売上の約2〜3割
- プロモーション・システム手数料(チケット販売手数料や宣伝費):売上の約1割
💡チケット代だけでは「トントン(損益分岐点)」なことも!?
チケット代の売上だけだと、会場のレンタル代や豪華な演出費、たくさんのスタッフの人件費で、実は「トントン(赤字にならないギリギリの状態)」や「ちょっと利益が出る程度」というケースも少なくありません。
では、イベント会社や事務所はどこで大きな利益を出しているのでしょうか?
②アクスタや缶バッジはなぜ売れる?推し活グッズの原価率と高い利益率の謎
ここで登場するのが、皆さんも大好きな「公式グッズ(物販)」です!
アクリルスタンド(アクスタ)、缶バッジ、Tシャツ、ペンライト…。
「ちょっと高いかな?」と思いつつも、限定デザインだとついつい買っちゃいますよね。 実は、このグッズ販売こそがイベントやエンタメビジネスの「収益の要(一番利益が出る部分)」なのです。
🛍️ グッズの原価と利益(会計用語で「利益率」)
- アクリルスタンド(販売価格 1,500円):原価(製造コスト)は100円〜200円程度
- 缶バッジ(販売価格 500円):原価は数十円レベル!
会計の世界では、売上に対してどれくらい利益が残るかを「利益率(りえきりつ)」と呼びます。
グッズは非常に原価率が低く、利益率が高い商品です。売れれば売れるほど、会社にたくさんのお金(利益)が残る仕組みになっています。
「チケットでたくさんのお客さんを集め、会場で限定グッズを買ってもらう」。 このセットがあるからこそ、大好きなアーティストの次のライブが開催できたり、新しいCDやPVが作れたりするのです!
③「好き」をビジネスとして成立させる!エンタメ業界を支える会計・税理士・公認会計士の役割
こうやってお金の流れを見ると、エンタメビジネスってすごく面白くありませんか?
しかし、どんなに素晴らしいライブやテーマパークでも、お金の計算や管理がテキトウだったら会社は倒産してしまい、新しいエンタメを生み出せなくなってしまいます。
そこで大活躍するのが「会計のプロフェッショナル」たちです!
- 【経理・財務】:「今回のライブ、演出費にいくらまで使える?」と予算を管理する
- 【税理士】:「グッズの売り上げにかかる税金を正しく計算して国に納める」サポートをする
- 【公認会計士】:「このエンタメ会社の決算書(お金の成績表)にウソや間違いがないかチェックする」
大好きなエンタメ、アニメ、テーマパーク、音楽の世界を「お金と数字」の面からガッチリ支え、成功に導く陰の立役者。それが会計のプロのお仕事なのです!

まとめ:身近な「好き」から学ぶ!会計・簿記はビジネスの最強謎解きツール
いかがでしたか?
「会計」や「簿記(ぼき)」と聞くと、難しそうな数字の勉強に思えるかもしれません。
でも実は、「世の中の面白い仕組みやビジネスの裏側を読み解く、最強の謎解きツール」なのです!
「数字は苦手だけど、ビジネスの仕組みや『好き』の裏側に興味がある!」という人は、すでに素晴らしい会計センスの持ち主です。
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